2011年09月28日

最近読んだ本

「告白」

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
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松たか子さん主演で映画化されたので知ってたのですが

血、幽霊等、怖いものが本当に嫌いな私は
なんとなくその様な臭いを、勝手に感じて敬遠してたのですが。

映画の宣伝見て勝手にバトルロワイヤル的なものを想像しちゃってたので。
(これも怖くて見てないですけど)

ただ帯に
「2009年本屋大賞」
と書いてあったので多くの人が触れているものに私も触れたいと思って
(ただのミーハーです)思い切って買ってみました。


読んだ感想は・・・メンタルに効きます。
悪い方に。
面白いのですけど面白いのですけど


読み終わった後に

「あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ!!!!!」

と頭を掻きむしりながら前後に揺らしてしまうほどの衝撃。

血や幽霊じゃない「怖さ」

そう

人間が一番怖い事を思い知らされてしまう

のです。


登場人物はどこにでもいそうな人で、
どこにでもありそうな環境で
それぞれの思惑で陰惨な事件を起こすのですが
登場人物が際立って変な人じゃないところが恐ろしい。

普通の人が普通の暮らしで
ちょっとした切っ掛けや人との関係性の中から
その人が心の中に持っていた心の闇が
発露していくところが怖い。

人の心の闇はこんなにも、普通の暮らしと隣り合わせで
ちょっとした不運や切っ掛けで
その境界線はすぐに超えられてしまうことを知ってしまった、怖さ。


登場人物の誰にも感情移入できない。全員が

俺は悪くない

と思ってる事の恐ろしさ。
それぞれが少しだけ周囲への思いやりの気持ちや関心を持てば
起こらなかったのに、と思うとやるせなくなります。

一読の価値ありです。

yamachica at 23:30│Comments(0)TrackBack(0)││読んだ本 

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